最終更新日 2023.4.17

「ゆで卵をきれいにむく裏ワザ」5つの方法で比較してみた結果!1番きれいにむけたのは?

「ゆで卵をきれいにむく裏ワザ」5つの方法で比較してみた結果!1番きれいにむけたのは?

ゆで卵の上手なむき方を調べていると、たくさんの方法が紹介されていて、どれがいちばんいいのか悩んだ経験はありませんか?そこで今回は、「きれいにむける!」と評判の5つのやり方を実際に試して、ベストの方法を検証してみました。ゆで卵を使った絶品味つけ卵のレシピもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

さっそく検証スタート!

今回は、卵をゆでる前にひと工夫するやり方2つと、卵をゆでた後に殻をむきやすくする方法3つの、計5つの裏技を検証してみます。

①小さい穴をあけて卵をゆでる
②ヒビを入れてから卵をゆでる
③卵をゆでた直後にヒビを入れて水に浸ける
④ゆで卵を転がしてヒビを入れる
⑤タッパーにゆで卵と水を入れて振る

条件

  • 賞味期限まで1週間以上ある新しい卵を使用する
  • 冷蔵庫から出したばかりの卵を沸騰したお湯に入れ、12分ゆでる
  • ゆであがったら冷水に入れて急速に冷やす

※同じ条件で比較するため、今回は冷蔵庫から出したての卵を使用しています。冷蔵庫から出したばかりの卵を沸騰したお湯に入れると、殻が割れる場合があります。火力は湯がボコボコ沸騰しない程度を保っていただくことをおすすめします。

※卵をお湯に入れる際は火傷に注意し、おたまなどを使って卵が割れないようにそっと入れてください。

それでは上から順に、ひとつずつ検証方法を見ていきましょう!

①小さい穴をあけて卵をゆでる

卵の殻のとがっていない方に画鋲を刺して、小さい穴をあけます。

ぐりぐりとねじるようにすると、うまく刺しこむことができますよ。そのあとは条件どおりにゆでて殻をむきます。さて、この小さい穴がどのような効果をもたらすのでしょうか...?

※画鋲の針先を清潔にしてからご使用ください。

②ヒビを入れてから卵をゆでる

卵の殻のとがっていない方にスプーンを当てて、ヒビを入れます。

スプーンを当てるときは、力を入れすぎないようにするのがコツです!そのあとは条件どおりに卵をゆでて、殻をむきます。

③卵をゆでた直後にヒビを入れて水に浸ける

次は、ゆでた後に裏技を施す方法です。卵をゆでた直後に、とがっていない方にスプーンを当ててヒビを入れます。

ゆでた直後の卵は熱いので、やけどには十分気をつけてくださいね。

ヒビが入ったら冷水に浸けて、粗熱をとり殻をむきます。

④ゆで卵を転がしてヒビを入れる

ゆで卵をまな板の上に置き、手のひらでぐっと押して卵にヒビを入れます。卵の中身ごとつぶれてしまわないか少し心配になってしまいますが、結構力を入れないとヒビが入らないので、思い切って手に力を込めてくださいね。

そのまままな板の上で5往復ほど転がします。すると、卵全体に細かなヒビが入りました!そのあとは、手で殻をむきます。

⑤タッパーにゆで卵と水を入れて振る

こちらはタッパーを使った方法です!タッパーに高さ1cm程度の水とゆで卵を入れ、ふたをして10秒間振ります。10秒後の卵がこちら。

全体に細かなヒビが入っていて、すでに殻がむけている部分がありますね。そのあとは手で殻をむいていきます。

殻をむいた結果がこちら!

それでは、ヒビを入れた5つの卵の殻を実際にむいていきます。どの方法がもっとも早くきれいにむくことができるのでしょうか...?

①小さい穴をあけて卵をゆでる

むくのにかかった時間:30秒
むきやすさ:★★★☆☆
仕上がり :★★★★★

むくときに全体にヒビをいれる必要があるので少し時間はかかりますが、画鋲であけた穴から白身が出てきてしまうようなこともなく、薄皮ごとつるんとむけました!

②ヒビを入れてから卵をゆでる

むくのにかかった時間:27秒
むきやすさ:★★★☆☆
仕上がり :★★☆☆☆

ヒビが大きかったためか、ゆでている間に少し白身が出てきてしまい、ゆで卵の形もいびつになってしまいました。ヒビの入り方によって仕上がりが異なるので、きれいに仕上げたいときには向かない方法かもしれません。むきやすさは①の画鋲で穴をあける方法と同じくらいでした!

③卵をゆでた直後にヒビを入れて水に浸ける

むくのにかかった時間:36秒
むきやすさ:★★★☆☆
仕上がり :★★★★★

②の方法と比べると、ゆでてからヒビを入れているので、白身が流れ出てしまうことはありません。ほかの方法に比べて少しだけむくのに時間がかかりますが、むきやすさは①、②と同じくらい。特別な道具もいらず、試していただきやすい方法です。

④ゆで卵を転がしてヒビを入れる

むくのにかかった時間:15秒
むきやすさ:★★★★★
仕上がり :★★★★★

ゴロゴロとまな板の上で転がしているうちに、白身から薄皮が離れて、殻がひとまとまりでつるんとむけました!まな板の上でヒビを入れるときの力の入れ方など、少しコツをつかむ必要がありますが、特別な道具もいらず、むく時間もそれほどかからないので、かなりおすすめの方法です!ただ、半熟卵だと、白身がやわらかくヒビを入れるタイミングで潰れてしまうかもしれないため、固めにゆでた卵におすすめの方法といえます。

⑤タッパーにゆで卵と水を入れて振る

むくのにかかった時間:17秒
むきやすさ:★★★★★
仕上がり :★★★★★

こちらもつるりと簡単に殻をむくことができました!④の方法の時間を比べると、その差はわずか2秒。タッパーを10秒間振っていた時間を引くと、実際の殻むきにかかった時間はたったの7秒でした。こちらの方法も半熟卵だと中身が割れてしまう場合があるので、固ゆで卵でやるのがおすすめですよ。

固ゆで卵か半熟卵かによって裏技を使い分けよう!

5つの中でもっとも早く簡単にむけたのは、④ゆで卵を転がしてヒビを入れる方法でした!この方法は、道具いらずでササッと試すことができる手軽さもうれしいですね。⑤のタッパーに入れて振る方法も、同じくらいむきやすくコツいらずでできました。洗い物が少し増えてしまいますが、タッパーがおうちにある方にはこちらもおすすめです!

ただ、この④と⑤の方法は半熟卵には向かないので、半熟卵の殻をむくときには、③卵をゆでた直後にヒビを入れて水に浸ける方法がおすすめです。この方法なら半熟卵でも潰れることなく、きれいに殻をむくことができますよ。卵のゆで具合によってうまく裏技を使い分けてみてくださいね!

ゆで卵を使ったおすすめレシピをご紹介!

ここからは、つるっとむけたゆで卵で作るおすすめレシピをご紹介します。今回はねぎ塩だれに漬けた、味つけ卵のレシピをピックアップしました。ぜひご紹介した殻のむき方で作ってみてくださいね!

ゆで卵のネギ塩だれづけ

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冷蔵庫に常備したい、ゆで卵のネギ塩だれづけのご紹介です。香り高いごま油と奥深い味わいの和風だしが効いたつけダレが卵に染みて絶品のおいしさ!シャキシャキとした小ねぎの食感と風味がさらにおいしさを引き出し、思わずやみつきになりますよ。白いごはんのお供やおつまみとしても大活躍すること間違いなしです。ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • 卵 (Mサイズ)・・・4個
  • 熱湯 (ゆで用)・・・適量

つけダレ

  • 小ねぎ・・・50g
  • 水・・・100ml
  • みりん・・・大さじ1
  • ごま油・・・大さじ1
  • 塩・・・小さじ1.5
  • 顆粒和風だし・・・小さじ1

作り方

準備.卵は常温に戻しておきます。
1.小ねぎは根元を切り落とし、小口切りにします。
2.耐熱ボウルに残りのつけダレの材料を入れて混ぜ、ふんわりラップをし、500Wの電子レンジで1分加熱し、粗熱が取れたら1を入れて混ぜます。
3.鍋に熱湯を入れて沸かし、卵を入れて中火で6分ゆでます。
4.湯切りし、流水にさらします。粗熱が取れたら殻をむきます。
5.ジッパー付き保存袋に2、4を入れて冷蔵庫で2時間ほど漬けます。
6.汁気を切り、器に盛り付け、お好みでつけダレをかけて完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

するっとむける殻のむき方を試してみよう!

いかがでしたか?今回はゆで卵のベストなむき方の検証と、ゆで卵を使ったおすすめレシピをご紹介しました。ゆで卵の殻をむくのは意外と手間がかかるもの。手軽でつるっと気持ちよく殻がむけたらうれしいですよね。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ試してみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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