2024.6.20

じゃがいもで気をつけるのは“芽”だけじゃない!?食中毒予防の大事なポイントに「そうだったのか!」

じゃがいもで気をつけるのは“芽”だけじゃない!?食中毒予防の大事なポイントに「そうだったのか!」

じゃがいもといえば、しっかり「芽」を取り除いてから料理に使う、というのが常識ですよね。でも、じつは気をつけなければならないのは芽だけじゃないって、知っていますか?今回は、じゃがいもを調理する際に気をつけたいポイントについて徹底解説!じゃがいものおすすめ人気レシピもあわせてご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

じゃがいもは「皮」にも要注意!

そもそも、なんで「じゃがいもの芽」を食べてはいけないか、知っていますか?じゃがいもの芽やその根元には、「ソラニン」や「チャコニン」といった天然毒素が特に多く含まれています。これらを摂取してしまうと、吐き気や下痢、嘔吐、めまいといった症状が出ることも。

じつはこの「ソラニン」や「チャコニン」、芽やその根元だけに含まれているのではありません。じゃがいもを調理するとき、皮が緑色になっているのを見たことはありませんか…?実はその部分にも、ソラニンやチャコニンが多く含まれているんです!

また、家庭菜園などで育てたじゃがいもにも注意が必要。未熟なじゃがいもは、ソラニンやチャコニンを多く含んでいることがあるからです。

食中毒を防ぐにはどうしたらよい?

じゃがいもの芽だけでなく、緑色に変色した皮の部分などにも要注意なことがわかりましたね。では、具体的にはどんなことに気をつければよいのでしょうか?

ソラニンやチャコニンによる食中毒を防ぐには、いくつかのポイントがあります。まず、じゃがいもに芽があるときは、芽だけでなくその周りの部分も含めて多めに取り除きます。また、緑色になっている部分があるときは、緑色の部分がなくなるまで厚めに皮をむくのも大事なポイント。未熟なじゃがいもは食べないようにすることも重要です。

また、発芽や緑化の原因となる「光」を避けるため、直射日光が当たらない、涼しくて風通しのよい場所で保存するようにしましょう。じゃがいもをポリ袋や紙袋に入れる場合は、袋に穴をあけて通気性をよくするのがおすすめですよ。

じゃがいもを安全においしく食べるために、今回解説したポイントをぜひ意識してみてくださいね。

じゃがいもで作る人気レシピをご紹介!

じゃがいもを調理するときのポイントを確認したところで、ここからは、じゃがいもを使った絶品レシピをご紹介します。じゃがいもでチーズを挟んだ肉巻きや、めんつゆで簡単に味つけした無限じゃがいもなどをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.定番のコロッケ

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じゃがいも料理の中でも人気が高い、定番のコロッケのご紹介です。サクサクとした衣とじゃがいものホクホク感のコントラストが絶妙な一品!じゃがいもの甘みとひき肉の旨味が相まって、思わず笑顔になるおいしさですよ。子どもから大人まで幅広い世代によろこばれるこのレシピ、ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • じゃがいも (計300g)・・・2個
  • 玉ねぎ・・・1/2個
  • 牛豚合びき肉・・・120g
  • (A)塩こしょう・・・ふたつまみ
  • (A)砂糖・・・ひとつまみ
  • 有塩バター・・・10g

  • 薄力粉・・・大さじ2
  • 溶き卵 (Mサイズ)・・・1個分
  • パン粉・・・大さじ4
  • 揚げ油・・・適量

付け合わせ

  • キャベツ (千切り)・・・50g
  • トマト (くし切り)・・・2個

作り方

準備.じゃがいもは芽を取り除き、皮をむいておきます。
1.じゃがいもは一口大に切ります。
2.耐熱ボウルに入れてラップをかけ、600Wの電子レンジでじゃがいもがやわらかくなるまで4分程加熱します。熱いうちにマッシャーでつぶし、有塩バターを入れて混ぜ合わせます。
3.玉ねぎはみじん切りにします。
4.中火に熱したフライパンに牛豚合びき肉を入れて炒め、色が変わってきたら3、(A)を加えます。
5.中火で炒め合わせ、玉ねぎがしんなりとして、牛豚合びき肉に火が通ったら火から下ろし、粗熱を取ります。
6.2に5を加えてよく混ぜ合わせ、4等分にして楕円形に成形します。
7.薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。
8.鍋底から4cm程の揚げ油を注ぎ、180℃に熱し、7を入れて4分程揚げ、衣がきつね色になったら油を切ります。
9.器にキャベツ、トマトをのせ、8を盛り付けて完成です。

2.じゃがいもとチーズの肉巻き

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ボリューム満点!じゃがいもとチーズの肉巻きはいかがでしょうか。とろりととろけたチーズのコクとジューシーな豚肉がベストマッチ!甘辛い味つけで、ごはんにもよく合います。合わせ調味料を作っておけば、サッと絡めるだけで簡単にできあがりますよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(2人前)

  • 豚バラ肉 (薄切り・6枚)・・・200g
  • じゃがいも (計200g)・・・2個
  • スライスチーズ (とろけるタイプ)・・・2枚
  • (A)しょうゆ・・・大さじ1
  • (A)みりん・・・大さじ1
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • (A)砂糖・・・大さじ1
  • サラダ油・・・小さじ1

作り方

1.スライスチーズは6等分に切ります。
2.じゃがいもは皮をむいて芽を取り除き、6等分の輪切りにします。耐熱ボウルに入れてラップをし600Wの電子レンジで4分加熱し、粗熱を取ります。
3.1を2枚ずつ2で挟みます。
4.豚バラ肉を1枚広げ、3を1個のせて巻きます。同様に5個作ります。
5.ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせます。
6.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、4の巻き終わりを下にして入れ焼きます。焼き色が付いたら返しながら全面に焼き色が付き、豚バラ肉に火が通るまで焼き、キッチンペーパーで余分な脂を拭き取り、5を加えて全体に味がなじんだら火から下ろします。
7.器に盛り付けて完成です。

3.ホクホク美味しい無限じゃがいも

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じゃがいもが主役の一品!ホクホクおいしい無限じゃがいものご紹介です。バターとニンニクの香りが効いていて、箸が止まらなくなるおいしさですよ。ツナの風味がふわっと広がり、お酒のおつまみにもぴったりです。電子レンジで作れるのもうれしいポイントですね。ぜひ献立に取り入れてみてください!

材料(2人前)

  • じゃがいも (計400g)・・・3個
  • 有塩バター・・・20g
  • ツナ油漬け・・・70g
  • (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ3
  • (A)白いりごま・・・大さじ1
  • (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1

トッピング

  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量
  • のり (刻み)・・・適量

作り方

準備.じゃがいもは皮をむき、芽を取り除いておきます。 ツナ油漬けは油を切っておきます。
1.じゃがいもは一口大に切ります。耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをかけ、やわらかくなるまで600Wの電子レンジで7分ほど加熱します。
2.熱いうちに有塩バターを入れて、溶けるまで和えます。
3.ツナ油漬け、(A)を加えて、味がなじむまで和えます。
4.お皿に盛り付け、トッピングをのせて完成です。

じゃがいもはメインにも副菜にもなれる食材!

いかがでしたか?じゃがいもを調理するときのポイントと、すぐに作りたくなるじゃがいもレシピをご紹介しました。じゃがいもはお肉と組み合わせてメイン料理に、電子レンジで加熱して副菜にと、幅広く使える便利な食材ですよ。ぜひこの機会にじゃがいもレシピのバリエーションを増やしてみてくださいね。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

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