最終更新日 2023.11.20

冬は特に注意が必要!これだけは覚えておきたい食中毒予防のポイント

冬は特に注意が必要!これだけは覚えておきたい食中毒予防のポイント

クリスマスにお正月、バレンタインなど、グルメを楽しむ季節がやってきます。パーティーや家族の集まりなど、料理をふるまう機会も増えるのではないでしょうか?ところで、寒い時季だからといって、作り置きして常温で置いておいたり、生ものを放置したりしていませんか?冬でも油断大敵!今回は食中毒予防について気をつけるポイントを解説しますよ。

食中毒とは?

まずは食中毒とはどんなものか確認しましょう。食中毒とは、食中毒を引き起こす原因となる物質が付着した食べ物を口にすることにより、下痢や嘔吐、発熱などのさまざまな症状を引き起こす病気のことです。

原因となる物質は、大きく分けて「細菌」「ウイルス」「有毒物質」の3つ。中でも料理をする際や保存するときに気をつけたいのは、「細菌」と「ウイルス」由来による食中毒です。

■ 細菌

サルモネラ菌や黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌など、その名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。これらの細菌は普段から私たちの皮膚や腸の中、土の中などに存在しています。身近に存在しているため、気をつけていないと食品にも付着してしまう可能性があります。

■ ウイルス

代表的なのがノロウイルスで、気温が低くなる寒い季節に流行しがちです。食べ物を通じて体内に入ると、人の腸管内で増殖し食中毒を引き起こします。特に注意が必要なのは魚介類。新鮮なものを選び、中心部まで十分に加熱する必要があります。

■ 有毒物質や寄生虫など

きのこやフグなど、その食べ物自体に含まれている有毒物質です。また、アニサキスなどの寄生虫にも注意が必要です。

食中毒予防のポイント!

食中毒を予防する大原則は、「つけない」「ふやさない」「やっつける」の3つです。細菌やウイルスを食べ物や調理器具に「つけない」こと、もし万が一ついてしまったらそれを「ふやさない」こと、そして調理することでそれらを「やっつける」ことが大切です。

つけない

手洗いや洗浄はしっかり!

調理前には石鹸を使って指の間や爪の中までしっかり手を洗い、手や指に傷がある場合には調理用の手袋をしましょう。調理中に生の肉や魚、卵を触ったあと、トイレに行ったあとなどにもその都度手を洗うようにします。また、 調理器具や保存容器もよく洗った清潔なものを用意しましょう。 野菜や果実、魚介類といった食材も、流水でしっかり洗ってから調理します。ただし肉類は洗うと食中毒菌が飛び散り、かえって危険なので、洗うのは避けてくださいね。

ふやさない

保存方法を確認!

細菌の多くは10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下で増殖が止まります。菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品や作り置きするものは、できるだけ早く冷蔵庫に入れ、早めに食べるようにしましょう。

やっつける

しっかり加熱!

ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。特に肉や生食用でない魚などは中心までよく加熱することが大切です。ローストビーフなども中心部を75℃で1分以上加熱するのが目安です。料理を温め直しをするときも十分に加熱してくださいね。

また、まな板や包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗い熱湯をかけたり、台所用漂白剤などを使って清潔に保ちましょう。

冬の寒い時季だからといって、食材を室温で長時間置いたり、作り置きを放置するのは危険です。感染性のノロウイルスなどが流行る季節でもあります。嘔吐や下痢の症状がある場合は調理を控えましょう。安全な調理や保存を心がけて、おいしい食事を満喫してくださいね!

みんなが笑顔になるクッキーレシピをご紹介!

家族や仲間が集まることが増えるこの季節、しっかりと安全な調理を心がけて楽しみたいですよね!ここからは、おもてなしにもぴったりなレシピをご紹介しますよ。かわいいクマクッキーをピックアップしました。ぜひ作ってみてくださいね。

クマクッキー

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作るのも、食べるのも楽しい!とってもかわいいクマクッキーはいかがでしょうか?2色の生地でかわいく形を作り、オーブンで焼いたら完成!特別な型を準備しなくていいのもうれしいポイントです。思い立ったらすぐに作れる簡単クッキーですよ。みんなでワイワイ作っても楽しそうですね。

材料(10枚分)

  • 無塩バター・・・60g
  • グラニュー糖・・・40g
  • 溶き卵 (Mサイズ)・・・1/2個分
  • 薄力粉・・・110g

プレーン生地

  • 薄力粉・・・10g

ココア生地

  • ココアパウダー・・・10g

デコレーション

  • チョコレートペン・・・1本

作り方

準備.無塩バターと溶き卵は常温に戻しておきます。 チョコレートペンはパッケージの表記に従って湯せんで溶かしておきます。
1.ボウルに無塩バターとグラニュー糖を入れて、泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜ合わせます。
2.溶き卵を入れて、さらによく混ぜ合わせます。薄力粉をふるい入れて粉気が少し残るくらいまでゴムベラで混ぜます。
3.プレーン生地を作ります。2を1/6量取り分け、薄力粉をふるい入れ、ゴムベラで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
4.ココア生地を作ります。残りの2にココアパウダーをふるい入れ、ゴムベラで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
5.3と4をそれぞれラップに包み、冷蔵庫で15分程冷やします。
6.オーブンを170℃に予熱します。ココア生地を10等分にし、くまの形に成形します。プレーン生地を10等分にし、鼻の部分を作ります。
7.クッキングシートを敷いた天板に並べます。170℃のオーブンで13分焼き、ほんのり焼き色が付いたら粗熱を取り、チョコレートペンで顔を描いて完成です。

冬も油断大敵!食中毒に気をつけて楽しいシーズンを!

この季節にも気をつけたい、食中毒予防のポイントをご紹介しました。夏の間は食品が傷みやすいので、気をつけていた方も多いですよね。涼しくなるとつい気が緩みがちですが、年間を通して油断は禁物です。とくにウイルス性の食中毒は気温が低く乾燥する季節に流行します。せっかくのパーティーシーズン、ぜひ安全に気をつけて楽しんでくださいね。

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