ねばねばした食感と風味がクセになる「納豆」は、日本ではなじみ深い食品のひとつですよね。スーパーでは、一般的な「糸ひき納豆」と粒の細かい「ひきわり納豆」を見かけることが多いですが、その違いはご存知でしょうか?糸ひき納豆とひきわり納豆の違いについてご紹介します。納豆を使ったおすすめレシピも必見ですよ!
【ひきわり納豆】って、刻んだ納豆?→実はぜんぜん違います!意外と知らない正体に「そんなに違うの…?!」
糸ひき納豆とひきわり納豆の違いは?
「ひきわり納豆」は糸ひき納豆を細かく刻んだものだと思っていませんか?一見、粒の大きさだけが違うように見えるふたつの納豆ですが、じつは作り方に違いがあるんです。
いちばんなじみ深い納豆の糸ひき納豆は、大豆を蒸し、納豆菌をかけて発酵させます。一方で、納豆巻きなどに使われる粒の細かいひきわり納豆は蒸す前の硬い大豆を細かくし、皮を取り除いてから蒸して発酵させたものです。粒が細かくて皮が取り除かれている分、熱の通りが早かったり発酵時間も異なったりするんですよ。
栄養に違いはある?
作り方が異なるふたつの納豆。 カロリーや、たんぱく質、脂質などに大きな違いはありませんが、くらべてみると栄養に違いがあります。
ひきわり納豆は、糸ひき納豆に比べて骨の健康を保つ栄養素ビタミンKを多く含み、糸ひき納豆のなんと約1.5倍。粒が小さく皮も取り除かれているので消化が早く、年配の方や乳幼児でも食べやすい納豆です。
糸ひき納豆は、ひきわり納豆よりもカルシウムやマグネシウム、食物繊維などを比較的多く含みます。粒がしっかりしているので食感や歯ごたえなどを味わうことができますね。
大粒で大豆感を味わえる糸ひき納豆と、ふわふわ食感の糸ひき納豆。特徴は違えど栄養に優れた食品ということに変わりはありません。その日の気分やお好みに合わせて、食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年から引用
納豆を使ったアレンジレシピをご紹介!
納豆のお供といえば白いごはんですが、今回はごはん以外でもおいしくいただける納豆を使ったアレンジレシピをご紹介します。意外な組み合わせが思わずクセになるとっておきのレシピなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
たっぷりきのこと納豆のパスタ
つるつるっと思わず食べ進めてしまう、きのこと納豆のパスタはいかがでしょうか。しょうゆベースの味つけで炒めたきのこをスパゲティに絡めたら、味つけした納豆をのせて完成!旨味たっぷりのきのこと納豆を使うことで、少ない材料でも満足感たっぷりの一品になりますよ。忙しい日のランチにもおすすめですよ。
材料(1人前)
- スパゲティ・・・100g
- お湯 (茹で用)・・・1000ml
- 塩 (茹で用)・・・小さじ2
- しめじ・・・20g
- まいたけ・・・20g
- しいたけ・・・1個
- ニンニク・・・1/2片
- しょうゆ・・・大さじ1/2
- 納豆・・・1パック
- (A)しょうゆ・・・小さじ1
- (A)EVオリーブオイル・・・小さじ1
- オリーブオイル・・・大さじ1
トッピング
- のり (刻み)・・・適量
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.鍋にお湯を沸かし、塩、スパゲティを入れ、パッケージの表記通りにゆでます。
2.しいたけは石づきを取り除き、薄切りにします。しめじとまいたけは石づきを切り落とし、ほぐします。
3.ニンニクは薄切りにします。
4.納豆と(A)を混ぜ合わせます。
5.フライパンにオリーブオイル、3を加えて弱火で加熱します。ニンニクの香りが立ったら2を加えて中火で炒めます。
6.しんなりしてきたら弱火にし、水気を切った1、しょうゆを加えて混ぜ合わせ、全体に味がなじんだら火から下ろします。
7.器に盛り付け、4、のり、小ねぎをふって完成です。
その日の気分で納豆を選んでみよう!
今回は糸ひき納豆とひきわり納豆の違いや栄養比較、おすすめの納豆アレンジレシピをご紹介しました。さまざまな食材と合う納豆は、薬味や調味料などと組み合わせてさらに栄養価を高めるのもいいですね。味も食感も異なる糸ひき納豆とひきわり納豆。この記事を参考に、お好みで選んでみてくださいね。