目玉焼きやオムライス、親子丼など、人気メニューによく使われる「卵」。幅広く活用できて、私たちの生活に欠かせない食材ですよね。いつも冷蔵庫にストックしている、という方も多いと思いますが、じつは知らないうちに悪くなっていることがあるのをご存じですか…?今回は、意外に知られていない、卵に発生する「カビ」について解説します。期限の迫った卵をおいしく消費できるレシピもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
その「卵」大丈夫?殻はキレイでもカビていることがある!?まさかの事実に「知れてよかった!」
卵を割ったら、殻の内側をチェック!
一見きれいな卵でも、割ってみると殻の内側に「黒い斑点」のようなものがついていることがありませんか?じつは、これが卵に生える「カビ」なんです!
殻の内側にくっついた卵の「カビ」は、ゼラチン状の白身で囲まれ、塊になって存在しています。こうなってしまった卵は食用には不向きなので、もったいないですが廃棄しましょう。
卵は買い置きしているご家庭も多く、賞味期限内であれば大丈夫、と思いがちな食品。外側からではその卵にカビが生えているかどうかわからないので、割った後に殻の内側をよく観察してくださいね。
卵の適切な保存方法とは…?
卵は冷蔵庫にストックしておくことも多いため、適切に保存して、カビが生えるのを防ぎたいですよね。意外と知られていない卵の保存方法について、確認しておきましょう!
■持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫に入れる 常温で売られていることも多い卵ですが、それは温度差で生じる「結露」で卵が傷んでしまうことがあるため。卵の適切な保存温度は10℃以下とされているため、購入後はなるべく早く冷蔵庫に入れましょう。
■容器ごと冷蔵庫の奥に保存する ドアポケットの卵置き場に置く、という方も多いかと思いますが、じつは「冷蔵庫の奥」に入れたほうがいいんです!卵は温度変化や振動に弱いので、開け閉めによる温度変化や振動の影響が大きい扉付近は保存場所に向いていません。また、卵の殻にはサルモネラ菌が付着している可能性があるので、その拡散を防ぐために容器のまま冷蔵庫に入れましょう。
卵を適切に保存して、安全においしく卵料理を楽しみたいですね!
賞味期限が迫っているときに役立つ「卵消費」レシピをご紹介!
卵は比較的長持ちする食材ですが、カビを発生させないためにも、購入したら賞味期限内で早めに使い切るように心がけたいですよね。ここからは、覚えておくと重宝する「卵消費」レシピをご紹介します!トロっとした食感がたまらないオムライスは、卵を多めに使うのがおいしさの決め手。ぜひマスターして、献立のローテーションに加えてみてくださいね!
初心者さんでも簡単 とろとろ卵のシンプルオムライス
卵3つをぜいたくに使った、とろとろ卵のシンプルオムライスはいかがですか?ケチャップと中濃ソースのコクが効いたライスをとろけるような半熟卵で包んだ、食べれば思わず笑顔になれるおいしさの一品です。具材にミックスベジタブルを使ったり、ケチャップライスを電子レンジで作ったりと、手軽に作れるコツも満載。お料理初心者さんでも気軽に挑戦できるレシピなので、ぜひお試しくださいね。
材料(1人前)
- ごはん・・・180g
- 玉ねぎ・・・1/4個
- 薄切りハーフベーコン・・・60g
- ミックスベジタブル (冷凍)・・・20g
- (A)ケチャップ・・・大さじ2
- (A)中濃ソース・・・大さじ1
- (A)オリーブオイル・・・大さじ1
卵
- 有塩バター・・・10g
- (B)卵・・・3個
- (B)生クリーム・・・30ml
- (B)塩・・・少々
- ケチャップ・・・大さじ1
- パセリ (生)・・・適量
手順
1.玉ねぎをみじん切りにします。薄切りハーフベーコンを5mm幅に切ります。
2.耐熱ボウルに1、ごはん、ミックスベジタブルを入れてラップし、600Wの電子レンジで3分加熱します。
3.(A)を入れてよく混ぜてラップし、600Wの電子レンジで2分加熱します。
4.別のボウルに(B)を入れて混ぜます。
5.フライパンに有塩バターをひいて中火で熱します。バターが溶けたら4を流し入れてよく混ぜます。半熟状になったら火を止めます。
6.器に3、5を盛り付け、ケチャップをかけ、パセリを添えて完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
おいしい卵料理のレパートリーを増やそう!
いかがでしたか?今回は卵に生える「カビ」についての解説と、卵の消費にも一役買ってくれるオムライスレシピをご紹介しました。卵は割ってみるまで、傷んでいるかどうかがわかりにくい食品。ぜひ今回ご紹介した豆知識を活用して、安心しておいしい卵料理を作ってくださいね!