「2日目のカレーはおいしい」という話、よく耳にしますよね。確かに、寝かせておくとおいしくなる気がしますよね!でも一方で、食中毒がちょっぴり気になる…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回は、「実際のところ、2日目のカレーはあり?なし?」について徹底解説します!後半には忙しくても作れるおいしいカレーレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
2日目のカレー、結局のところ大丈夫?加熱さえすれば良いわけじゃない!?「もっと早く知りたかった!」
- 目次
- 2日目のカレーが「危険かも」と言われるワケ
- 2日目のカレーを安全に食べるには?
- 忙しくても作れる簡単なカレーレシピをご紹介!
- 1.レンジで簡単 バターチキンカレー
- 2.レンジだけで簡単に とろーり温卵のせキーマカレー
- 3.レトルトカレーで簡単 カレーうどん
- 2日目のカレーは食中毒対策を万全に!
2日目のカレーが「危険かも」と言われるワケ
そもそも、作ってから時間の経ったカレーのどこに危険が潜んでいるんでしょうか?カギとなるのは「ウェルシュ菌」の増加!少し詳しく見ていきましょう。
「ウェルシュ菌」は細菌の一種で、動物の腸管内や土壌など、自然界に広く存在しています。このウェルシュ菌、加熱調理をしても、「芽胞」という殻を作って料理内に潜み続けます。そして時間が経って温度が下がると、再び通常の状態に戻り、増殖します。つまり、カレーを作ってすぐに食べる場合には問題ないのですが、一度冷ましてしまうと増殖したウェルシュ菌によって食中毒が引き起こされてしまう可能性があるんです!これはカレー以外にも、シチューや肉じゃがなど、大鍋で作る煮込み料理に見られる現象なんですよ。
2日目のカレーを安全に食べるには?
では2日目のカレーを安全に食べるには、どんな対策を取ったらいいのでしょうか?
食中毒予防の3原則は、「つけない」「ふやさない」「やっつける」です。ウェルシュ菌は自然界に広く存在する常在菌なので「つけない」ことは難しいですが、「ふやさない」ことや「やっつける」ことはできますよ。
ウェルシュ菌を増やさないために、カレーを作ったあとに残った分は常温で放置せず、あら熱を取ったらできるだけ早く冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。ウェルシュ菌は12~50℃で増殖しやすいといわれています。底の浅い平たい容器や保存用の袋に小分けにして温度を少しでも早く下げ、できるだけ早く冷やしたいですね。
また一度保存したカレーを食べるときには、殺菌のためにグツグツ沸騰するまで再加熱してください。全体にしっかり熱がいきわたるように、よくかき混ぜながら加熱してくださいね。
2日目のカレーやシチュー。もちろん早めに食べる方が安心ですが、残ってしまうこともありますよね。そんなときには上記でご紹介したような食中毒対策をしっかり行って、安心しておいしく食べきってくださいね!
忙しくても作れる簡単なカレーレシピをご紹介!
カレーの話をしていたら、あのスパイシーな香りが恋しくなってきませんか?ここからは忙しくて時間がないときでも作れる、簡単なカレーレシピをご紹介します。電子レンジで作れるバターチキンカレーや、レトルトカレーを活用したカレーうどんなど、簡単でおいしいカレーレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.レンジで簡単 バターチキンカレー
材料 (2人前)
- ごはん 400g
- 鶏もも肉 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- カットトマト缶 200g
- 牛乳 100ml
- (A)ケチャップ 大さじ1
- (A)コンソメ顆粒 小さじ1
- (A)すりおろしニンニク 小さじ1/2
- (B)有塩バター 30g
- (B)カレールー 20g
- 生クリーム 20ml
- ベビーリーフ 20g
- パセリ (乾燥) 適量
手順
- 1 玉ねぎはみじん切りにします。
- 2 鶏もも肉は一口大に切ります。
- 3 大きめの耐熱ボウルに1、2、カットトマト缶、(A)を入れてよく混ぜ合わせます。ふんわりとラップをかけ、鶏もも肉に火が通るまで600Wの電子レンジで7分程加熱します。
- 4 一度取り出し、(B)を入れてカレールーが溶けるまでよく混ぜ合わせます、牛乳を加えて混ぜます。ラップをかけ、600Wの電子レンジで5分加熱します。
- 5 器によそい、生クリームをかけます。
- 6 お皿にごはん、ベビーリーフを盛り付けます。ごはんにパセリをかけ、5をのせて完成です。
人気のバターチキンカレーを、電子レンジで簡単に作れるレシピをご紹介します。トマトの酸味とバターのまろやかなコクが、カレーのスパイシーな香りと相性抜群!ジューシーな鶏もも肉がごろっと入っていて、大人も子どもも大好きな味わいです。ごはんと食べるのはもちろん、パンと合わせてもおいしいですよ。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
2.レンジだけで簡単に とろーり温卵のせキーマカレー
材料 (2人前)
- ごはん 400g
- 豚ひき肉 150g
- 玉ねぎ 50g
- にんじん 50g
- 水 160ml
- (A)カレールー 50g
- (A)焼肉のタレ 大さじ1
- トッピング
- 温泉卵 2個
手順
- 準備 にんじんは皮をむいておきます。
- 1 玉ねぎ、にんじんは粗みじん切りにします。
- 2 大きめの耐熱ボウルに豚ひき肉、1、水、(A)を入れて混ぜ合わせ、ラップをかけます。
- 3 600Wの電子レンジで5分加熱し、一度取り出して混ぜ合わせます。
- 4 再びラップをかけ、600Wの電子レンジで4分加熱します。豚ひき肉に火が通り、にんじんがやわらかくなったら取り出して混ぜ合わせます。
- 5 器にごはんをよそい、4をかけ、温泉卵をのせて完成です。
パパッとカレーを作りたいときに、電子レンジでできるとろーり温玉のせキーマカレーはいかがでしょうか?カレールーに焼肉のタレを加えてコクと甘みをプラスしたキーマカレーは、最後にのせた温泉卵でさらにまろやかな味わいに。野菜のみじん切りさえ頑張れば、あとはとっても簡単にできますよ。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
3.レトルトカレーで簡単 カレーうどん
材料 (1人前)
- うどん (冷凍) 1玉
- お湯 適量
- 長ねぎ 10cm
- つゆ
- レトルトカレー 200g
- 水 200ml
- めんつゆ (2倍濃縮) 30ml
- 水溶き片栗粉 大さじ2
- トッピング
- 小ねぎ (小口切り) 適量
手順
- 1 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらうどんを入れてパッケージの表記通りに茹で、お湯を切ります。
- 2 長ねぎは薄い斜め切りにします。
- 3 鍋にレトルトカレー、水、めんつゆを入れて中火で加熱します。
- 4 沸騰したら2、水溶き片栗粉を入れ、かき混ぜながら弱火で熱します。とろみがついたら火から下ろします。
- 5 器に1を盛り付け、4をかけ、小ねぎをのせて完成です。
レトルトカレーを使えばあっという間!カレーうどんのレシピをご紹介します。市販のレトルトカレーにめんつゆを加えて和風の味わいに仕上げたカレーが、つるっとコシのあるうどんとよく合います。短時間でできるので、忙しくてパパッと済ませたいランチにもぴったり。ぜひお試しくださいね。
2日目のカレーは食中毒対策を万全に!
いかがでしたか?今回は2日目のカレーを安全に食べる方法と、おうちでパパッと簡単にできるカレーのレシピをご紹介しました。2日目のカレーはおいしいので、しっかり食中毒対策をして、安心しておいしく食べたいですね。また、ご紹介したカレーレシピはどれもささっと作れて、時間のないときにも重宝するものばかりです。ぜひ忙しい毎日の献立に取り入れてみてくださいね!
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