アウトドアを楽しみたくなる季節。バーベキューの計画があるという方も多いのではないでしょうか?バーベキューを安全に楽しむためには、持っていく食材の扱いに「3つのポイント」があるんです!今回は、バーベキューの場面における「食中毒予防」について解説します。おうちでもアウトドアでもバーベキュー気分を楽しめるおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
今の季節は特に注意!バーベキューを安全に楽しむための3つのポイント&食中毒予防
食中毒を予防する3つの原則
バーベキューに限らず、気温や湿度が高くなる今の季節は特に食中毒に気をつけたいですよね。食中毒を予防するためには、以下の3つの原則を覚えておくことが大切です。さっそくひとつずつ見ていきましょう!
■くっつけない
まずは食材に細菌を「くっつけない」ことが大切です。洗っていない手で食材に触ると、食材に細菌が付着してしまう恐れがあります。また、生の肉や魚を野菜などと一緒に保管していると、肉の細菌が野菜に移ってしまうことも。細菌を食材に「くっつけない」ことは、食中毒予防の重要なポイントです。
■増やさない
細菌を「増やさない」ことも、食中毒予防の大切なポイントです。食材を温かいところに放置しておくと、細菌が急激に増えてしまうことがあります。細菌が増えれば増えるほど、食中毒を引き起こす可能性が高くなってしまいます。冷蔵庫に入れるなど、低温で保存することを心がけましょう。
■やっつける
細菌を「やっつける」ことも重要です。肉や魚に付着した細菌は、一般的に加熱すれば死滅するといわれています。生の肉や魚は中心部までしっかりと加熱してから食べるようにしましょう。
バーベキューで気をつけるポイントは?
「くっつけない」「増やさない」「やっつける」。この3つの原則をふまえたうえで、実際のバーベキューで具体的に気をつけるべきポイントを、場面ごとに見ていきましょう!
■食材をバーベキュー場まで運ぶとき
生の肉や魚を常温で持ち運ぶと、細菌が増えてしまう恐れがあります。食材をバーベキュー場まで運ぶときには、保冷剤を入れたクーラーボックスで冷やしながら運びましょう。
また、クーラーボックスの中にいろいろな食材をいっしょに入れてしまうと、生の肉や魚の細菌がほかの食材に付着する恐れがあります。生肉や生魚の汁が漏れないように、それぞれの食品を別々のビニール袋に入れて運んでくださいね。
■食材を準備するとき
手に細菌がついていることがあるため、まずは手をきれいに洗ってから調理をはじめましょう。バーベキュー場の近くに水道がない場合もあるので、ウェットティッシュを持参しておくと安心です。また手に傷がある場合には、そこから細菌が食材に付着する恐れがあるので、使い捨ての手袋を使ってくださいね。
調理器具も清潔なものを使いましょう。食材を切るまな板は、加熱するものとしないもので分けるとより安全なので、複数枚もっていくのがおすすめ。もしまな板がひとつしかない場合は、加熱しないで食べる食材を先に切り、加熱する食材はあとまわしにしましょう。
■食材を焼くとき
生の肉や魚は、中心部までしっかりと加熱しましょう。その際、生の肉や魚を触ったトングや箸で、焼きあがった食材やサラダなどを触らないようにすることが大切です。調理用の箸と食べるための箸をしっかり分けて使うことも意識しましょう。
このように、それぞれのシーンで3原則を意識した行動をすることで、バーベキューを安全に楽しむことができます。ぜひ上記のポイントに気を配って、青空の下で開放的なひとときをお過ごしくださいね!
バーベキュー気分が盛り上がるレシピをご紹介!
バーベキューでの食中毒予防のポイントがわかったところで、ここからはアウトドアでもおうちでもバーベキュー気分を楽しめるおすすめレシピをご紹介します。スパイシーで食欲そそるスペアリブや、ダッチオーブンで作る丸ごとキャベツのポトフなど、気分が盛りあがるおすすめレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.なじみの調味料で スパイシースペアリブ
おうちにあるおなじみの調味料でお作りいただける、スパイシースペアリブはいかがでしょうか?スパイシーな味わいが旨みたっぷりのスペアリブに染みこんで、食べる手が止まらなくなるおいしさです。ゆでこぼしてから焼いた豚スペアリブは、臭みが消えて食べやすく、味も染みこみやすくなりますよ。
材料(2人前)
- 豚スペアリブ・・・500g
- お湯 (ゆでる用)・・・適量
- 水・・・適量
- (A)ウスターソース・・・大さじ2
- (A)ケチャップ・・・大さじ2
- (A)EVオリーブオイル・・・大さじ1
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1
- (A)カレー粉・・・小さじ1
- (A)塩こしょう・・・ふたつまみ
- グリーンリーフ・・・2枚
作り方
1.鍋にお湯を沸かしてスペアリブを入れ、再び沸騰したら取り出します。
2.ボウルに水を入れ、1のアクや余分な脂を落としながら洗い、キッチンペーパーで拭き取ります。
3.ジップ付き保存袋に(A)と2を入れて揉み、冷蔵庫に入れ30分ほど漬け込みます。オーブンを180℃に予熱します。
4.クッキングシートを敷いた天板に3を並べ、180℃のオーブンで15分焼きます。
5.両面にこんがりとした焼き色が付き、中まで火が通ったら、器に盛り付け、グリーンリーフを添えて完成です。
2.フライパンで作る 牛串焼き
まさにバーベキュ―な気分でテンションが上がること間違いなし!フライパンで気軽にお作りいただける、牛串焼きのレシピをご紹介します。旨みたっぷりの牛ヒレ肉と野菜に、甘めのバーベキューソースがとってもよく合います。パプリカやピーマンの色味も鮮やかで、食卓がパッと明るくなりますよ。
材料(2人前)
- 牛ヒレステーキ用肉・・・200g
- 玉ねぎ (100g)・・・1/2個
- 赤パプリカ (100g)・・・1個
- ピーマン・・・1個
バーベキューソース
- ケチャップ・・・大さじ1
- 中濃ソース・・・大さじ1
- しょうゆ・・・大さじ1/2
- はちみつ・・・小さじ1
- すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- サラダ油・・・大さじ1
トッピング
- レモン (くし切り)・・・1切れ
作り方
準備.赤パプリカ、ピーマンはヘタと種を取り除いておきます。
1.玉ねぎは横半分に切ってから4等分のくし切りにします。
2.赤パプリカ、ピーマンは8等分に切ります。
3.牛ヒレステーキ用肉は8等分に切り、ジップ付き保存袋へ入れます。
4.バーベキューソースの材料を加え混ぜ合わせたら冷蔵庫に60分おきます。
5.竹串に1、2、3、4をそれぞれ2個ずつ刺します。同様に残り3本も作ります。
6.フライパンを中火で熱しサラダ油をひき5を入れ焼き色が付くまで焼いたら裏返します。
7.蓋をして牛ヒレステーキ肉に火が通るまで弱火で2分ほど加熱したら火から下ろし、皿に盛り付け、レモンを添えてできあがりです。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
3.ダッチオーブンで丸ごとキャベツのポトフ
ダッチオーブンで、丸ごとキャベツのポトフを作ってみませんか?芯をつけたままのキャベツは甘みをしっかりと感じられ、ウインナーから出る旨みたっぷりのスープを吸って絶品です!簡単でゴミも少なくて済むので、おうちではもちろん、アウトドアで作るのにもぴったりですよ。ぜひお試しくださいね。
材料(4人前)
- キャベツ・・・800g
- 玉ねぎ・・・250g
- にんじん・・・100g
- ウインナー (計150g)・・・8本
スープ
- 水・・・800ml
- コンソメ顆粒・・・大さじ1.5
- 塩こしょう・・・ふたつまみ
作り方
1.キャベツは芯側から2/3の深さまで放射状に8等分の切りこみを入れます。
2.玉ねぎは8等分のくし切りにします。にんじんは皮付きのまま一口大に切ります。
3.ダッチオーブンに1、2、ウインナー、スープの材料を入れます。蓋をして中火で熱し、沸騰したら弱火にして、にんじんに火が通るまで30分程煮て、火から下ろします。
4.キャベツがしんなりするまで蓋をしたまま余熱で15分程置きます。お皿に盛り付けて完成です。
バーベキュー料理を安全に楽しもう
いかがでしたか?今回はバーベキューを楽しむために気をつけたいポイントと、バーベキュー気分が盛り上がるおすすめレシピをご紹介しました。今回ご紹介したレシピは、おうちでもアウトドアでも楽しめるものばかり。ぜひ安全にバーベキューを楽しんでくださいね。