※詳細はこちら
※詳細はこちら 今週の振り返りでした! 『存在と時間』といえば、20世紀最大の哲学書とも言われる一冊です。 内容としては、「存在する」ってそもそもなんだろう、ということを考えさせられるような本になっています。 「存在」というのは、西洋哲学において非常に重要なキーワードです。 近代哲学の父と言われるデカルトは、「我思う、故に我あり」という言葉で有名ですが、これにしたって、「存在すること」を根幹とした考え方ですからね。 さて、ハイデガーは『存在と時間』において、「存在」についてある見方を提示しました。 というのも、「○○がある」という文章について、 ・「○○」を存在者(ザイエント) ・「がある」を存在(ザイン) と呼んで切り分けよう。 という考え方です。これ自体、ちょっと斬新な考え方ですよね。要は、「りんごがある」という状態において、りんご(存在者)そのものを見ていても存在のことをわかったことにはならない、というわけです。 ここで「存在者」「存在」などのワードが出てきますが、本書が読みにくいと言われる一つの理由は、この独自の表現方法にあります。例えば、本書においては人間のことを「現に存在するもの」ということで、「現存在」と呼んだりします。 「人間は〜」という書き方ではなく、 「現存在はそれが現存在であるかぎりは、どこまでも投げられたままであり、〈ひと〉の非本来性のうちへと巻き込まれてゆく」 といった文章が濫用されます(ちなみに〈ひと〉というのもハイデガーの造語です。世間とかに近しい意味みたいです)。 まあそんな感じで読みにくさ抜群の名著なんですが、『100分de名著』シリーズはそこを見事にクリアしてくれていておすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね!(チェックする人どれくらいいるんだろうかこれ) ▶︎他の投稿はこちらから @yamate2.book ▶読書記録はこちらから @yamate2.sub #本 #11月3週目の読書振り返り #解読不可・意味不明・理解不能 #20世紀最大の哲学書 #クソむずい #わけわからん #現存在ってなんだよ人間って言えよ #でもそこを純度高く厳密に定義しようとするハイデガーさん好きです #この読ませる気ない感じも好きです #造語多用するくせに周りくどい表現も重ねてくる感じ好きです #原著は上巻しか出てないはずなのに光文社で8巻って… #ちょっと何言ってるかわかんないです #ぜひボランティアと思って感想ください
コメント (0件)
コメントがまだありません